昭和初めの帯留めのリフォーム

破損した古い帯留め。

依頼人であるご婦人のお父様が

「初任給」でお母さまにプレゼントされた品です。

 

ご婦人の年齢から推量すると 戦前、昭和初期に造られた物ではないのでしょうか?

細工が美しく、心惹かれるものがあります。

 

しかし、金具が外れ、刻印も判読できないー成分不詳です。

 

 

帯留めとしては、使用しないのでブローチへのリフォームを希望されました。

 

 

 

まず成分分析をし、素材を確認しました。

 

素材はSVシルバーにK14をメッキしたものでした。

(真鍮・合金等はジュエリーリフォームできません)

 

職人が手づくりしたSVの針を溶接いたしました。

 

これなら、洋服はもちろんカバン等の身の回りの品につける事ができます。

 

 

お父様が若かりし日、お母さまにプレゼントされた品、

これからも現役で、愛用できます。

 

しばらくご自分で楽しまれて、いずれお孫さんに譲られるそうです。

 

 

 

 

ジュエリーリフォーム、特に譲り受けたものには、オリジナルのストーリーが存在します。

 

CMでもありましたね。 プライスレス!

 

 

譲る・譲られるジュエリー。リフォームのお手伝いをさせてください。

ご相談をお待ちしております。

 

 

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女 五代~私にとって特別なもの・大切なもの (2018/05/25アメブロ掲載)