破損した古い帯留め。
依頼人であるご婦人のお父様が
「初任給」でお母さまにプレゼントされた品です。
ご婦人の年齢から推量すると 戦前、昭和初期に造られた物ではないのでしょうか?
細工が美しく、心惹かれるものがあります。
しかし、金具が外れ、刻印も判読できないー成分不詳です。
帯留めとしては、使用しないのでブローチへのリフォームを希望されました。
まず成分分析をし、素材を確認しました。
素材はSVシルバーにK14をメッキしたものでした。
(真鍮・合金等はジュエリーリフォームできません)
職人が手づくりしたSVの針を溶接いたしました。
これなら、洋服はもちろんカバン等の身の回りの品につける事ができます。
お父様が若かりし日、お母さまにプレゼントされた品、
これからも現役で、愛用できます。
しばらくご自分で楽しまれて、いずれお孫さんに譲られるそうです。
ジュエリーリフォーム、特に譲り受けたものには、オリジナルのストーリーが存在します。
CMでもありましたね。 プライスレス!
譲る・譲られるジュエリー。リフォームのお手伝いをさせてください。
ご相談をお待ちしております。